インナースペース - 夜
ホウ・ショウ・カン
145×90×90mm
材質:銅、赤銅、純金
技法:金属象嵌
仏教用語に「一花一世界」(一輪の花はそれ自体が一つの世界である)という言葉があります。小さくて見過ごされがちなものでさえ、それ自体が一つの世界となり、強い生命力と固有の価値を秘めているのです。私は飾りのない石の形をした箱を制作しました。箱を開けると、草や星空が広がる空間が広がります。石は、私たちが価値を感じないありふれたものの象徴であると同時に、風や草のように、世界に生き生きと存在し、独自の個性を持つ石でもあります。
金属象嵌:日本語では「象嵌」とも呼ばれ、金、銀、銅などの金属を別の金属物の表面に挿入する伝統的な技法です。

私は箱の内側と外側を二つの異なる世界として思い描き、シンプルさと複雑さ、つながりと孤立、外見と本質の対比を考えながら作品を制作し続けました。
金属芸術家として、私は創作過程において何千年もの間存在してきた技法の繊細さにしばしば驚かされます。
こうした伝統的な技法や色彩をより多くの人に伝え、金属アートを日常生活に取り入れてもらいたいと考えています。
——ホウ・ショウ・カン
漆ガラス絵付け職人

彫金作家 / ホウ・ショウ・カン
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