佐々木岳人

作家紹介

日本の伝統的な素材である漆を用いて作品制作をしています。
私の作品は、主に「変わり塗り」という漆芸装飾技法を応用しており、一見すると革や木材、金属製品に見えますが、全て伝統的な漆芸技法によってつくられています。
多くの作品は「目に見えない世界」をテーマにしており、人間の思い込みや錯覚などを利用することで、その可視化を試みています。

メッセージ

作家からのメッセージ

日本のものづくりにおける技術力は、長い歴史の中で培われてきました。その魅力や独自性を支えているのは「目に見えない部分」に対する工夫や誠実な仕事であるように思います。例えば、古くからある日本の建造物には、完成品の外見からは見ることが出来ない制作者の工夫が数多くあります。また、それぞれの制作者を支える道具、場合によっては材料にもやはり制作者がおり、同様のことが言えます。これらが高い水準で継承されてきたことは、日本文化の特徴の一つだと思います。しかし歴史を振り返れば、争いの中で生まれた技術もあり、それらは文化の発展において必ずしも無視できないものも数多くあります。最も大切なことは、高い技術力であるからこそ誠実で豊かな精神性のもとに伝え、発展していくことです。日本の制作者の一人として、日本文化の魅力を正しく理解し、伝えることができるよう今後も努力していきます。

プロフィール

アーティスト名
佐々木岳人

活動エリア
東京、日本

1983
秋田県生まれ

2011
東京藝術大学大学院漆芸研究科修了。修了作品は大学美術館に所蔵されている。
現在、東京藝術大学漆芸科技術講師として勤務。

個展:
2017
佐々木学人 漆芸展「デジャヴ」(日本橋三越)

2019
佐々木学人 漆芸展「夜明けに輝く」(日本橋高島屋S.C.)

主なグループ展:
2012
MITSUKOSHI×東京藝術大学(日本橋三越)2014年、2020年参加。その他、国内外の美術展に多数出展。