知麻 書 「既成概念」

千馬氏の書、岸野田氏の精緻な表装

高さ1005mm×幅585mm(ローラーエンド645mm含む)

材料:画仙紙、小袖裂、揉み紙
重量 350g

既成概念と書かれた作品を装飾として使っています。本来掛け軸は作品が中央に位置しますが、それを覆して、裂地を中央に配しています。また、その裂地も穴だらけで本来使わないようなものをあえて使っています。上下の緑の紙は日本伝統技法で作られた「揉み紙」というものです。

墨象家の知麻氏と話し合い、作家と表具師の主従の立ち位置を崩して作品を作ってみようと提案していただきました。本来あるべき関係を崩しつつ、掛け軸としての従来の形は崩さないという考えで作っています。

残念なことに、日本では時とともに表具は忘れ去られた芸術になりつつあります。

表具を存続させるためには、伝統的な表現を守りつつ、新しい表現も取り入れていくことが大切です。

——岸野田

表装作家 / 岸野田

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